サンドイッチ製法のカラコンを選んだほうがいい理由
安全なカラコンを購入するにあたり注意すべき点は、高度医療管理機器承認番号の有無や生産国、信頼できるお店や通販サイトかどうか、BCや度数が自分に合っているかなど色々あります。
その中で、あまり注目はされていないけれど注意したほうがいいのが、カラコンの着色方法についてです。
カラコンとは、コンタクトレンズにカラーをつけたもののことですが、着色方法はメーカーやブランドによってさまざまです。
主な着色方法は3つあり、浸透製法、プリント製法、サンドイッチ製法といわれます。
浸透製法は、レンズに着色剤を浸透させる製法のことをいい、薄くてつけ心地のいいレンズになるというメリットがあります。
その一方で、着色剤が目やまぶたに直接触れ、まれにトラブルの元になる可能性があるといったデメリットもあります。
プリント製法は、レンズに着色剤を直接プリントする方法のことをいい、軽くて発色がいいのが特徴です。
しかし、レンズがコーティングされていなかったり、使用しているうちにコーティングが剥がれてしまい、着色剤が色落ちしてトラブルを起こす可能性があるといったデメリットもあります。
サンドイッチ製法は、その名の通り、レンズと素材の間に着色剤を挟み込み、1枚のレンズにする製法のことをいいます。
レンズと素材で挟み込んでいるため、どうしても厚みが出てしまい、乾燥しやすいというデメリットはあるものの、着色剤が直接目に触れないというメリットから、安全性の高い製法でもあるといえます。
酸素透過性が低く、慣れるまでは違和感を感じることもありますが、目の健康と安全性を考えると、もっとも安全性の高い製法といえます。
日本では、安全性の高さから、多くのメーカーやブランドがサンドイッチ製法を取り入れたカラコンを製造しているので、カラコンの安全面が気になる方は、購入時にチェックしてみるのがおすすめです。
また、サンドイッチ製法のカラコンは、強度の高さからワンマンスなど長期使用のカラコンに採用されることが多いため、1DAYであれば製法は気にせず、2WEEKやワンマンスであればサンドイッチ製法を選ぶなど、カラコンの種類によって選択方法を変えるのもいいかもしれません。